【書評】DaiGoの「超時間術」が副業で時間がない人に必読な件

【書評】超時間術は副業戦士必読の書 副業

「副業で成功したいけど副業をするための時間がなかなか作れない。」
「もっと勉強する時間があればいいのになぁ」

副業をしている人の多くはこういった悩みを抱えているのではないでしょうか。
僕もそのうちの1人で悩んでいるので、メンタリストDaiGoさんの「週40時間の自由をつくる超時間術」という本を読みました。

時間術の中には、Todoリストや優先順位の付け方といったテクニック論が多いですが、メンタリストDaiGoさんはそこを否定しています。
時間が足りないと感じているのは勘違いであり、「時間は実は余っているし、思ってるよりも忙しくない。」というのが彼の主張です。
そして、時間が足りないという脳のパニックこそ、時間不足の最大の原因であると結論づけています。

この本を読んで得する人は、以下のような人です。

  • 副業をしていて時間がない人
  • 資格や勉強をしている人
  • 独立を志している人

この記事では、ただの要約ではなく、副業での成功を志す僕がサラリーマンをしながらどのように時間を生み出すべきか?という視点で参考になった点をエッセンスとして書きます。

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問題点:時間がないのは脳の問題である

第1章「時間にまつわる3つの勘違い」
DaiGoさんは、時間に関して多くの人が3つの勘違いをしていて、これを理解しないと時間術のテクニックを使おうが時間不足は解消しないと言っています。

  • 時間が足りない
  • やるべきことが多すぎる
  • 忙しい人は仕事ができる

それぞれ説明していきましょう。

1.時間が足りないという勘違い

副業をしている人の中には、サラリーマンなんかしていたらとてもじゃないけど時間が足りないと感じている人が多いと思います。

しかし、それは思い込みであるというデータが出ています。
ある調査によると、週の労働時間を60時間は働いている人と答えた人の実労働時間は週40時間で約20時間もの誤差があったそうです。

2.やるべきことが多すぎるという勘違い

やるべきことが多すぎて時間が作れないというのも間違いで、実際はやる必要のないことに費やしていることが多い、とのこと。
その根本の考えには、やるべきことが多いと安心する習性があります。

また、作業量が多くなればなるほど生産性は下がります。
週に35時間作業をこなす人の生産性は、週に20時間作業をこなす人の半分しかない、という科学データが出てます。
作業はむしろ少ないほうがいいということがわかっています。

3.忙しい人は仕事ができるという勘違い

忙しい人はなんとなく仕事ができるイメージがありますが、
むしろ、忙しければ忙しいほど体を壊し、脳に悪影響が出るということが科学的にも証明されています。

2で述べた通りですが、大事なのは作業時間や量ではなく、生産性ということですね。

解決方法:時間不足を根本から解決するにはストレス対策が先決である

第2章「時間感覚を正す7つのフィックス」では、時間が足りないという感覚から抜け出すために、
時間管理といったテクニックではなく、「時間が不足している」という脳のパニック、
つまりストレスを解消させて心に余裕を持つことが、実は一番の近道だということが言われています。
本書では7つ紹介されているのですが、僕が一番効果的だと思うものを3つ選んでみました。

目標と欲望の矛盾を解消する

「副業したいけど、友達と遊びたい」
「勉強したいけど、AmazonPrimeが観たい」
といったように、目標と欲望の矛盾(ぶつかり合い)が起こると、脳はパニックになります。

本書では、目標と欲望の矛盾のことを「ゴールコンフリクト」と呼ばれています。
このゴールコンフリクトが時間不足の最も大きな原因だそうです。

ゴールコンフリクトには3つの種類があります

  1. わかっているけどやらないコンフリクト
  2. 思い込みコンフリクト
  3. 無知コンフリクト

わかっているけどやらないコンフリクトは、「ブログアフィリエイトでうまくいくにはブログ書かないといけないのはわかっているけど、書くことができない。」というようなモチベーションの問題によるコンフリクトのこと。
思い込みコンフリクトは、「ブログを書きたいけど友人と遊びたい」といった、ほんとは友人と遊んだほうが人間関係の幸福度が高まり作業にも集中できるといったことに気づいていないコンフリクトのこと。
無知コンフリクトは、「もっとたくさん勉強したいけど気力が続かない」といった、勉強量が多ければいいわけでなくむしろ多いほどインプットの質は低くなるという科学データがありますが、こういった知識があれば防げるコンフリクトのこと。

実際にコンフリクトリストを作ってみよう

コンフリクトリストは、以下の手順で作っていきます

  1. 目標を10個書く
  2. そのうち重要だと思う5つを選ぶ
  3. 5つの目標の「障害」を書きだす
  4. それぞれの障害をコンフリクトのパターンに割り振る

これに沿って僕のコンフリクトリストを作ってみます。
(重要だと思う5つを太字に、障害を青字、コンフリクトパターンをカッコとして書きました)

  • 副業としてブログ・Twitterを毎日更新する
    • 更新する時間がない(思い込みコンフリクト)
  • 好きなことを仕事にする
    • 好きなことが何かわからない(無知コンフリクト)
  • 会社を辞める
    • やめれる雰囲気ではない(思い込みコンフリクト)
  • Instagramを育てる
  • 質のいい友人を作る
    • 本業と副業で手一杯(思い込みコンフリクト)
  • 美人な彼女を作る
    • 本業と副業と友人作りで彼女に費やす時間がない(思い込みコンフリクト)
  • 夏までに腹筋を割る
  • 脱毛・ホワイトニングする
  • オシャレになる
  • 借金を返す

こんな具合で、僕の障害となっているものは、思い込みコンフリクトがほとんどでした。
しっかりと思考を整理すれば解決できる問題だということですね。

マルチタスクをやめる

マルチタスクとは、何かをやりながら別の何かに取り組むことです。
最近流行りの「ながら○○」なんてのもマルチタスクの一種です。
他にも以下のものがマルチタスクです。

  • テレビを見ながらご飯を食べる
  • 音楽を見ながら仕事をする
  • AのタスクをしながらBのタスクにも取り掛かる

マルチタスクは脳にとても悪く集中力が各段に下がってしまいます。
マルチタスクから脱出するための対策として、「タスクシフト」が推奨されています。

タスクシフトとは、例えば30分と決められた時間の中で1つのタスクを行い、30分経ったらあらかじめ決めておいた別のタスクを行うことです。
こうすることで、シングルタスクをしながらも複数のタスクを行うことができます。

ただ、マルチタスクといっても、まったく別の脳を使うタスクであれば同時に複数行っても問題がないとDaiGoさんは言っています。
例えば、

  • 運動しながら暗記する(運動する脳と暗記する脳は違う)
  • 料理しながら音声教材やラジオを聴く

などは集中力を下げることなく行えるマルチタスクですね。

すぐに効果を求めるなら:即効性のあるストレス対策

上記では根本的なストレス対策による時間不足の解決というテーマでしたが、即効性のあるものも第3章「それでも時間がないあなたに贈るストレス対策」と第4章「職場の時間汚染に打ち勝つ働き方」で紹介されていました。
根本的に解決してる時間がなんてないという人に参考になる章でした。

パワーナップ

パワーナップとは、仮眠のことであり、ここでは短い昼寝を指しています。
昼寝は、なんと夜の就寝時間の3倍もの効果があると言われています。
つまり、昼1時間の睡眠は夜3時間の睡眠に匹敵するというわけです。

また、昼寝をすることでストレスが大幅に減少するという研究データもたくさんあるそうです。

お笑い動画を見る

これは意外ですが、お笑いの動画を見るという行為にはリラックス効果があり、
ストレスを減少させたということがアメリカの女性を対象とした研究でわかっています。

僕は、単純作業などをするときは、千鳥やキングコング西野の独演会などを聞いて作業しています(笑)

これなら楽しみながらストレス解消ができますね。
ただ、観すぎるとせっかくの時間が浪費となってしまうので注意が必要です。

慈悲の瞑想

瞑想は最近流行ってますが、その中でも誰かを思いやりながら瞑想をするという慈悲の瞑想はメンタルタフネスに大きな効果をもたらします。
瞑想は続けてナンボなので、最低でも1日10分の瞑想を1か月は継続してみましょう。