今の職場の人間関係が疲れるなら今すぐに会社をやめたほうがいい話

仕事の悩み

職場の人間関係に悩まされている人は多いです。
気を遣うということが文化になっている日本はなおさら疲れやすい国でしょう。

しかし、職場の人間関係で疲れているなら、今すぐに会社をやめたほうがいいです。
ちょっと過激な意見に聞こえるかもしれませんが本質をついていると思ってます。

丁寧に説明していきます。

スポンサードリンク

職場の人間関係ほど無駄な悩みはない

会社をやめるうんぬんの話をする前に、大前提として職場の人間関係ほど無駄な悩みはないと思ってます。

nanapiの創業者であるけんすうさんは、取材記事の会社の人間関係はなぜしんどい? けんすうの助言「コミュニケーションを2つに分けよう」で、

会社でのコミュニケーションが辛くなるのって、「貨幣空間のコミュニケーション」と「愛情空間のコミュニケーション」をごっちゃにしてるからだと思うんですよね。

 

貨幣空間」というのは、仕事とか、かんたんにいえば報酬がお金で支払われる関係性です。逆に「愛情空間」とは恋人とか家族とか友人とか…「愛情」と呼ばれるもので関係性が維持されてるやつですね。

このふたつをごっちゃにしていると、人間の気持ちってツラくなりがちなんですよ

会社であれば、「利益をあげるため」にやってるんだから、貨幣空間のコミュニケーションだけするべき

要するに会社のコミュニケーションに感情論を持ち込むなということです。
僕もこれには賛成でして、「職場のAさんに嫌われてそう…どうしよう」と考えても仕事の生産性は上がりませんよね? 
ましてやそのAさんとはプライベートでは一切付き合う必要がないわけで、考えなくても良い問題です。

職場の人間関係で疲れるほど気を遣っても生産的なコミュニケーションは生まれない

嫌われようが、会社に利益をもたらすように結果を出せばいいので、割り切ればOKです。

相手に嫌われても、仕事のアウトプットが高まっていればいいはずなので、それを目指すべきですよね。「嫌われても貨幣空間のことだから気にすることない」ぐらいのスタンスでいくとか。

ちなみに僕は、「すべての物事は摩擦がおきたほうが完成度が上がる」と思っているんですね。だから仕事でケンカとかするのはむしろポジティブです。

たとえば仕事でクッソむかつくやつに「ここ違くない?」とかケンカ腰で指摘されたら「いや、こうだからこうなんですよ」って反論するじゃないですか。それを続けたほうが、お互いの論理が洗練されていく

一見気を遣い合って仲良くしているのは、職場の人間関係が良好に見えますが、
職場のコミュニケーション論としてはNGですね。

どれだけ言い合ったとしてもその結果、仕事のクオリティが上がるのであればそれが正解だとけんすうさんは言っています。

つまり、職場の人間関係を考えるときは、その人が嫌いだからではなく、
より仕事のクオリティを上げるには、怒られることも怒ることも必要であるということです。

職場の人間関係に疲れるのは上司を尊敬していないから

そもそも職場でのコミュニケーションというのは、生産を生み出すためのコミュニケーションであり、
そういう意味では、私的な感情は無駄であるということを述べたわけですが、
より人間関係の根本的なところに切り込んでみます。

人は尊敬している人といるとき、たとえ気を遣ったとしても疲れないんですよ。
尊敬していたらワクワクするんですよね。

職場の人間関係に疲れるのは、職場の人を尊敬していないからです。
尊敬していないのに、仕方なくコミュニケーションしようとするから疲れてしまうと。

そして、一番問題なのは、尊敬していない人とぶつかって議論したとしても、
建設的なコミュニケーションにはならないし、何も生み出さないということです。

つまり、尊敬していない人とはそもそも一緒に働いても意味ないから会社をやめたほうがいいんじゃない、というのが僕の意見です。

自分に合う職場の雰囲気こそ

職場に尊敬できる人がいない場合、会社を変えたほうがいいのですが、どういう職場にしたらいいのか?

結論から言うと、自分の仲良い友人の10人の雰囲気=自分に合った職場の雰囲気です。

例えば大学時代の仲良かった友人がいわゆるうぇーい系の人が多かった場合、広告系の会社に行くとそういう人たちが多いので、うまく人間関係をやっていきやすいです。

オタク気質な人が多かった場合、ゲーム関係やデザイン関係の会社に行けば同じような人たちがいたりします。
ゴリゴリの体育会系の場合は、やはり不動産営業とか総合商社とかが合う可能性が高いですね。

こういった感じで自分の友人を足して割った雰囲気があなたが尊敬できる可能性のある人が多い職場です。
これはいわゆる類友の法則ってやつでして、ホストがオタクとつるまないように、インテリは体育会系とつるみません。
なぜつるまないかといえば、興味がないからなんですよね。

尊敬って憧れとも近いと思うのですが、興味のある人にしか生まれない現象なので、
類友の法則で会社を選ぶと人間関係はうまくいきます。

会社を思い切ってやめるのもアリ

自分の雰囲気に合った会社でない場合、思い切ってやめるというのも賢明な手段です。

会社をやめろというと無責任だ!と言われるかもしれませんが、
今の時代、ひとつの会社に固執するよりも、より働きやすい会社に移動していったほうが幸せなキャリアを築けるのないかと思います。

会社をやめる前に転職エージェントに登録しておく

とはいえ、自分にあった会社って探すの難しいと思います。
なおかつ、いきなり今の会社をやめるのも不安ですよね。

一番おすすめの方法は、今の会社にいるうちに転職エージェントに登録しておくことです。
転職サイトもいいのですが、それだけでは、職場の雰囲気をつかむことができません。
転職エージェントは、紹介先の会社の職場の雰囲気を教えてくれるので、自分に合うか合わないか判断することができます。

転職エージェントについては、20代におすすめの転職エージェントは? ベンチャーから大手への転職に成功した僕が解説しますで説明しています。

20代におすすめの転職エージェントは? ベンチャーから大手への転職に成功した僕が解説します

やめる前に考えたいこと

とはいえ、職場の人間関係が疲れたから絶対やめろというのは強引すぎる意見だと思います。
やめるまえに考えたいのは、あなたが原因で人間関係がうまくいってないのではないかということです。

これはものすごく目を塞ぎたい話になると思いますが、きっとこういう記事でしか伝えることができない問題なのであえて書いておきます。

わりと往々にしてあることで、「あいつが悪い、あいつのせいで」って言っている人ってじぶんが気づいていないだけで嫌われ者だったりします。
こういった他責思考の人はどこの会社にいっても人間関係がうまくいかないと思います。

自分の直すべきところはないのか? いったん考えてみましょう。
よくあるのは、嘘をつく、サボる、ミスをよくする、非を認めない、先輩をたてることができない、単純に仕事ができないなどですね。
この場合、まずは自分を改善したほうがいいです。

正しさよりも楽しさを選ぶ

職場の人間関係でやめるのなんて甘いんじゃないかとか、会社をやめても結局同じように人間関係で悩むんじゃないかとか、今の会社でもっとうまくやれるんじゃないか?とか働くことに関する問題は答えがないので大いに悩むことと思います。
僕も働くことにたいしてかなり悩んできたひとりです。
悩んでいるあなたに、銀座まるかんの日本一のお金持ちである、斎藤一人さんが言っていた言葉を送ります。

「迷ったときはどっちが正しいかではなく、どっちが“楽しい”かで選ぶんだ。それこそが幸せに生きる道だよ。」

それでは!