もうすぐ桜の季節になりますね。桜が満開になる季節から葉桜に変わると
いよいよ暖かい季節になってきますね。
ところで葉桜はいつ見れて、どのような花言葉があるのでしょうか。葉桜の意味や時期について調べてみました。
葉桜の意味や時期、その花言葉とは?
葉桜とは、桜の花が散り、新しい葉が出始めた頃から完全に花が散り、緑一色になった桜の木の事を言います。
主に桜が散り始める4月頃に見ることが出来ます。
葉桜の花言葉ですが、種類名では無いので花言葉自体が無いようです。
なお葉桜は桜の木全体が若葉の状態で覆われる頃までの事を言い、それ以降の時期では葉桜とは言わないようです。
緑色の葉っぱが生い茂っている時期全てが葉桜とは呼ばないのですね。
ところで葉桜にまつわる文学や俳句にはどのようなものがあるのでしょうか。
少し調べてまとめてみました。
葉桜にまつわる文学や俳句について
- 葉桜と魔笛 太宰治
こちらの文学は太宰治が1939年に書いた短編小説です。
この小説は当時の老婦人とその妹が新緑の時期に亡くなるまでのやり取りをお話にした感じです。
実際にこの小説を読んでみましたが、命の儚さに切なくなりました。
妹宛の手紙を勝手に読んだ姉が酷い別れ方をした妹を救いたいという思いで、
妹に男性になりすまして手紙を書くのですが、それが妹にばれるものの、
実は手紙自体妹自身が作って書いたものだったと知り、妹が自分自身で手紙を書いていた理由がとても切なく、悲しい感じがしました。
病気になったが故に青春を過ごせなかった妹の気持ちを思うととても悲しいですね。
私自身も生きている事のありがたみを感じながら、生活していかなければと思いました。
葉桜の季節に君を想うということ
こちらは歌野晶午が2003年に書いた長編推理恋愛小説です。
様々な賞を取っているため、かなり有名な小説だと思います。
保険金詐欺事件の真相究明と主人公の恋の行方がハラハラドキドキさせるようです。
俳句につじては正岡子規が葉桜という言葉を用いた俳句を作っていました。
調べてみると23句程作っていたようです。葉桜という言葉を使って23句も作れるなんて何だか凄いですね。
葉桜は様々な文学や俳句に使われる程季節を感じる物なのですね。
ちなみに葉桜は初夏の季語としても使われています。
ところで先程、葉桜の花言葉が無いと分かりましたが桜自体の花言葉にはどんな物があるのでしょうか。
桜の花言葉について調べてまとめてみました。
桜の花言葉について
- ソメイヨシノ・・・純潔、優れた美人
- しだれ桜・・・優美、ごまかし
- 里桜・八重桜・・・豊かな教養、善良な教育、しとやか
- 山桜・・・あなたに微笑む、純潔、高尚、淡白、美麗
- フユザクラ・・・冷静
- カンザクラ・・・気まぐれ
種類によって様々な花言葉があるのですね。
ちなみに桜全体に言える花言葉は「精神の美」「優美な女性」だそうです。
まとめ
いかがでしょうか。満開の桜を見るのも良いですが、葉桜を楽しむのもありだと思いました。
今年はお花見の代わりに葉桜を見に行ってみようと思います。
桜の名所と言われている場所であえて葉桜を楽しむのも良いのかもしれませんね。