ブラック企業とはいえ、新卒で入社した会社をやめるというのは、勇気のいることです。
- 「この先大丈夫だろうか。」
- 「こういう会社ばかりなのだろうか。」
- 「今やめて次もブラック企業になったら嫌だな」
- 「周りになんて言われるのかな?」
不安になる気持ちものすごーくわかります。
僕もブラック企業だった前職をやめるとき、悩みに悩みました。
やっぱり嫌だから会社をやめるってマイナスイメージが大きいわけですよね。
僕もやめる前はものすごく罪悪感があったし、これから先を不安になりました。
この記事を読んでいるあなたもきっとブラック企業で消耗しているひとりでしょう。
ブラック企業をやめる不安を乗り越えていける処方箋を紹介します。
Contents
ブラック企業をやめてもぜったいなんとかなる
僕が一番声を大にして言いたいのは、ぜったい大丈夫だということです。
僕も僕の友人も、ブラック企業からホワイト企業への転職に成功し、とてもハッピーに働いています。
あの頃は、もうここをやめても他はないんじゃないだろうか?と考えてしまう自分がいましたが、ほんとに大丈夫なんですよね。
やめるときにいろんな人に甘いねと言われるかもしれません。
会社からは罵倒されるかもしれません。
僕はやめると言ってからMTGが5回セットされましたw
ここでひとつのエピソードを紹介します。
東南アジアであそんでいるヨーロッパの大人たち
大学生の頃、休学して東南アジアに1年近くいました。
そのなかで日本の常識とはかけ離れた光景を見たんですよね。
それはヨーロッパの20代の人たちが、仕事もせずにただ遊ぶために物価の安い東南アジアに来ていたんですよ(笑)
日本だったら絶対許されませんよね。
そのとき日本人が世界でも勤勉だと言われている理由がよくわかりました。
でも彼らヨーロッパ人はすごく幸せそうでしたし、まったく罪悪感がなかったんですよね。
きっとブラック企業をやめたいけどやめられないという人もそういった日本の勤勉という同調圧力にまいっているんでしょう。
さすがに日本で生きていくならキャリアプランなしに遊ぶのは危険ですが、ブラック企業をやめるということに関しては、たいした問題じゃないということを知っておいてほしいです。
勝ち逃げしよう
ブラック企業をやめたいという人は、
- とにかくつらいから
- 会社が理不尽だから
- 残業が多いから
- パワハラまがいだから
- 給料が低いから
といったマイナスな側面に嫌気がさしている人が多いと思います。
それ自体は悪いことではありません。
むしろ正常な反応です。
ただブラック企業をやめた先輩として(おこがましいですが…)僕が言っておきたいことがあります。
ただつらいからでやめない
つらいからやめるというのは、できるだけ避けたほうがいいです。
転職市場で不利になる
転職市場はたとえブラック企業だとしても頑張ってきた人を好みます。
嫌なことがあったらすぐにやめる人というのは、どこの企業も嫌がります。
たとえそれが度を超えていたとしてもその温度は書類や面接では伝わりません。
これからのセルフイメージに悪影響を与える
これのほうが重要ですが、セルフイメージってすごく大切です。
嫌だからやめたっていうセルフイメージがこれからのキャリアでつきまといます。
自分への信用が傷ついたといえばもっとわかりやすいかもしれません。
どんなに理不尽でストレスの強い環境でも結果を出す
誤解をしてほしくないのは、ブラック企業自体は悪だと思ってます。
ただ、たとえブラック企業だとしても、自分のために勝ち逃げしてほしい。
逃げることはいいことです。
自分は悪くないのに、負け逃げするのはシャクじゃないですか。
もし、少し頑張れば何かしら結果が出るのであれば、あと一歩踏ん張って勝ち逃げしましょう。
勝ち逃げした経験はキャリアにおいて何よりの財産となるはず。
転職市場の事実を知ろう
キャリアにおいて、正解はありません。
基本的には、自分の人生。自分のやりたいようにやればいいと思います。
ただ、転職市場には正解が存在します。
これを知ったうえで、キャリア選択をしましょう。
3年続けると評価が上がる
転職市場は、「石の上にも三年」が大好物です。
それは、3年勤めれば企業側は採用コストがトントンになるからです。
3年未満でやめらると企業側は赤字となってしまいます。
ゆえに、3年未満でやめた人材=企業に不利益な人とみなされやすいということです。
転職市場で求められるものは信用
金融には信用(クレジット)というものが存在しますよね。
クレジットが高い人は、ブラックカードになったりといいことがあります。
転職市場も信用を重視します。
- 「ちゃんと続けられる人なのか?」
- 「結果を出せる人なのか?」
- 「何かを頑張ったことがある人なのか?」
これらはすべて信用ですよね。
企業が学歴や職歴を重視するのは、信用を確かめたいからですし、
3年続けたほうがいいのも信用になるからです。
25歳以降の職種変更は厳しい
新卒でブラック企業に入った人は、おそらく25歳前後の歳の人が多いと思います。
25歳って職種を変えるのに、ぎりぎりの年齢であるということです。
はやって思うかもしれませんが、これが転職市場の事実であるということです。
でもよく考えると、営業会社にいる28歳の先輩が営業したことないって言っていたら、えっ?てなりますよね。
つまりは、そういうこと(笑)
働く価値観を考えよう
働くときに一番大切にしたい価値観はなんでしょうか?と聞かれて答えることができますか?
これが定まってないと、きっと今の会社をやめたとしても、またブラック企業にあたってしまう可能性がありますし、ホワイト企業だったとしても幸せな働き方はできないでしょう。
- やりがい
- 人
- 収入
- 働く時間
この4つを軸に考えるとわかりやすいと思います。
やめる前に、休みを使ってじっくり考えてみましょう。
どこでも通用するスキルを身につけよう
スキルがないとブラック企業の餌食になりやすいです。
もしあなたに今スキルがまったくないなら、またブラック企業にあたってしまう可能性高いです。
どこでも通用するスキルをつけておけば、好きな分野を見つけたときに、活躍できます。
以下の5つのスキルは、これからの時代、どこでも通用するスキルでしょう。
スキルの価値が高まれば、独立もできます。
- ライティング
- プログラミング
- マーケティング
- デザイン
- ディレクション
それぞれのスキルについての説明は別の機会に譲りますが、
これらはクリエイターに必須のスキルと言えます。
これからの時代に求められるのは、クリエイターのスキルなんですよね。
何かを創造できる人は強いわけです。
どうしてもブラック企業に耐えきれないなら勇気を持ってやめよう
ここまでブラック企業をやめたい人に向けての処方箋を書いてきました。
きっとつらくても頑張れ!って聞こえたかもしれません。
しかし、ほんとにつらい状況であれば、勇気を出してやめちゃいましょう。
やめても死にません。当たり前ですが(笑)
いづれにしてもやめてからどうするのか?を先に考えておくといいです。
そのときにこの記事がお役に立てれば幸いです(*^^)