どーも、センダマンです!
二子玉川のシネマ109で何者を観てきました。
就職活動をシーンにしたドラマ映画。
佐藤健演じる拓人を中心に、光太郎(菅田将暉)、瑞月(有村架純)、理香(二階堂ふみ)、隆良(岡田将生)が就職活動での情報収集のために就職活動に励むという設定。
就活生というよりは、インターネット世代の僕らには痛感な映画であると思う。あらすじを全く見なかったので、まさかこんなにドロドロな人間模様が描かれているとは思わなかった(笑)単純にエンタメ要素で見ると盛り上がりに欠ける内容だと思うが(苦笑)、自分やその周りと照らし合わせると現代の人間関係をよく捉えていて非常にタメになった。
増え続ける現代人の特徴
まず拓人のような人間性を持つ現代人が増えているのではないかと思った。
だが彼は基本的にはものすごく不器用で、素直に行動できる友人の光太郎に瑞月を持っていかれてしまい、就活でも遅れをとる。
彼はただ単に現実逃避のために、人間観察をし分析をしているにすぎないということがよくわかる。
周りがキラキラしていることに嫉妬し、自分もそれに触発されて行動すればいいものだが、ああいう人間にはなりたくないと批評だけして他人を嘲笑う人間。
現実はうまくいっていなくても周りを見下すことで自己肯定し、Twitterを使えば表現欲求も満たせるから、自分が不幸になってしまっていることになかなか気づけない。
なんと恐ろしいツールだろうかとも思った。
意識高い系キャラも登場(笑)
隆良もなかなか痛くてこのタイプが実際によくいそうなキャラである。
「意識ばっかり高く、行動もできないし実力もないやつ。」
これも情報発信が気軽にできるインターネット時代に生まれたキャラだろう。
光太郎、理香、瑞月は昔からよくいるタイプ。
最後の終わり方はとてもいい終わり方だと個人的に思う。