桜と聞けば、入学式とお花見をイメージします。
桜の花びがハラハラ舞う中の真新しい制服姿の新入生、本当に初々しいですよね。
わが子、孫、甥、姪も3月で卒業、そして入学。
入学祝いのお返しのマナー、のしの書き方や選び方について、そろそろ準備を始めましょう。
Contents
入学祝いへのお返しは入学者への共感を大切に
真新しい大きなランドセルを背負った可愛らしい小学校の入学式。
少し大人びた制服姿の中学校の入学式。
受験という人生最初の試練に耐えての高校の入学式。
人生を左右されるともいえる大学入試を乗り越えての大学入学式。
入学祝いと一言で言っても、お祝いする側も、お祝いされる側も、其々ちがう深い思い入れがありますね。
入学祝いのお返しのマナーとは
入学祝いのお返しは、地域や親戚つきあいにより多少ことなります。
入学祝いは子供へのお祝いなのでお返しは必要ないのが本来のマナーでしたが、そうはいっても、やはりお返しをするのが日本文化のようです。
お返しといっても、お金、品物、赤飯や紅白まんじゅう、手紙など色々あります。
見てみましょう。
お返しに人気の品物
入学祝いのお返しには、後に残らない物がよいでしょう。人気の品物は、
- お菓子
- カタログギフト
- 金券
- 飲み物
- 食品
などなど様々ですが、お返しの品物に悩むようならば、貰った人が選ぶことのできるカタログギフトや金券などが良いでしょう。
②祖父母へのお返し
祖父母へのお返しなら、お祝いで貰った金額の3分の1から半分という慣例の相場にこだわらなくていいでしょう。
祖父母は、可愛い孫へのお祝い、子供への経済的援助が目的です。
高額なお返しは逆に失礼になります。祖父母からのお祝いで購入したランドセルや制服などは記念品です。
入学式で撮影した新しい制服、ランドセル姿の写真に、子供の手紙を添えて、お返しとするのが一番喜ばれると思います。
③友人や近所の知り合いへのお返し
親しく交流している人からの入学祝で、3000円から5000円を頂いた場合のお返しはどうしましょう。
お返しは3分の1から半分以内という相場であっても、1000円程度のお菓子だけをお返しするのにはチョット不足な気持ちがすることもあります。
又、お祝いを渡した側の人もお返しを貰うつもりもないでしょう。
子供への入学祝です、近所なら入学式の後に新しい制服ランドセル姿で、入学した報告と、お礼のあいさつに行くのも良いと思います。
遠くの方であれば、入学式の写真と子供からのお礼の手紙をそえて、入学の報告と感謝を伝えることをお勧めします。
入学祝いのお返しののしの書き方と選び方
入学(進学)は子供に何度も訪れる祝い事です。
何度あってもおめでたい入学祝いののしは、何度でも結ぶことができる紅白「蝶結び」の水引きが付いたものを使用します。
入学祝いのお返しの「のし」の書き方と選び方について紹介します。
①入学祝いののしの書き方
入学祝いののしの書き方を見てみましょう。
のし 表の上の書き方
「御入学祝」「入学(合格)御祝」「祝御入学(合格)」などがあります。
高校や大学など難しい受験を経ての入学の場合、合格と書いて祝うのも良いかと思います。
のし 表の下の書き方
お祝いを上げる人の名前を書きます。
祖父と祖母の連盟でもOKです。
②入学祝いのお返しののしの書き方
お返しののしの書き方を見てみましょう。
のし 表の上の書き方
「入学内祝」か「内祝」と書きます。四文字と二文字の違いです、どちらかお好きな方を選択してください。
のし 表の下には子供の名前
名前だけでもフルネームでも、好みによりどちらもOKですが、小学校入学の時は名前だけ、中学校以降はフルネームを入れるのがおすすめです。
③入学祝のお返しは 「内のし」を選ぶべし
入学祝いのお返しは内祝いですね。
内祝いでは、品物にかけるのは「内のし」が慣例となっています。
品物を贈答する場合、品物にのしをかけ包装するのが内のし、包装の外側にかけるのが外のしです。
ネット通販などで「内のし」と「外のし」を選択できる場合、「内のし」を指定しましょう。
内のし
内のしは、包装紙に包まれて「のし」が隠れ、お渡しするときには表書きが(目的)が見えないので、内祝いに用いられます。
「返礼品」として用いられることが多いようですが、「祝い事があったのでおすそ分けします」という意味合いが始まりでした。
相手をお祝いすることではないので、控えめな感じのする内のしがお薦めです。
外のし
外のしは、お祝いや贈り物をするときに、表書きが相手にはっきりと見えるようにします。
どのような目的や祝いごとなのか伝わるように、結婚·出産祝いなどでは、外のしが適切といます。
まとめ
入学祝いのお返しのマナーとのしの書き方や選び方について、紹介してきましたが、いかがでしたか。
ポイントは、入学祝いもお返しも、主役は子供です。
お祝いする側は子供への祝い、お返しをする側も子供からのお返しであるというポイントを大切にしたいものです。
親だけで考えることなく、主役である子供に頂いたお祝いを伝え、お返しについて一緒に考えてはいかがでしょう。