ボジョレーヌーボーの解禁日が11月の理由は? ボジョレーヌーボーヒストリー!!

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ボジョレヌーボーの解禁日が11月の理由は?
ボジョレーヌーボーといえば、解禁日が設定されていますが、その理由を知る人はあまりいないでしょう。

ボジョレーヌーボーに解禁日がある理由には、ボジョレーヌーボーへのこだわりにありました。

ボジョレヌーボーの解禁日が11月第三木曜日な理由を追求してみました。

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ボジョレーヌーボーの解禁日が11月の理由は?

ボジョレーヌーボー2019の解禁日はいつ?

毎年、様々なキャッチフレーズで世間を賑わすボジョレヌーボーですが、解禁日は11月のいつに設定されているかご存知ですか?

結論から言うと、2019年のボジョレーヌーボーは11月16日が解禁日になります。

ボジョレーヌーボーの解禁日が設定されるまで

ボジョレーヌーボーの解禁日は当初、毎年11月15日に設定されていましたが、その年によっては土日に当たってしまうこともありました。

そうなると運搬業者がお休みで、解禁日にも関わらず市場にボジョレーヌーボーが出回らないという事態に陥ってしまいます。

1985年の法改正に伴い、毎年11月の第三木曜日ボジョレーヌーボーの解禁日となったのです。

この毎年11月第三木曜日の0時にならなければ、ボジョレーヌーボーは販売されることはありません。

もともとボジョレーヌーボーには解禁日は無かった? 

もともとはボジョレーヌーボーには、解禁日というものは設定されていませんでした。

そもそもボジョレーヌーボーは、フランスのブルゴーニュ地方のボジョレー地域で造られ、周辺の地元住民を中心に楽しまれていたものでした。

つまり、ボジョレー地域の地酒だったわけですが、1967年にフランス政府によって公式に11月15日を解禁日とされました。

それまでは、解禁日などは設定されていなかったので、販売者たちはボジョレーヌーボーの販売開始日を前倒ししていきました。

他のお店よりもいち早くボジョレーヌーボーの販売を開始すれば、他のお店に先んじることができるためです。

しかし、販売を早める早出し競争が激化したことで、ワイン醸造が終わらないうちに販売を開始するお店も出てきたのです。

醸造が終わってない状態では、品質が落ちてしまいます。

ボジョレーヌーボーの品質を守るために、設定されたのが解禁日なのです。

ボジョレーヌーボーの知っておきたい豆知識!

ボジョレーヌーボーを解禁日に手に入れるためには?

ボジョレーヌーボーを手に入れるために考えられるのは、事前に予約することです。

しかし、解禁日のいち早く手に入れたいという人が多いのも事実です。

そこで、コンビニや24時間営業のスーパーなどでは、ボジョレーヌーボーの解禁日の0時ちょうどに販売を開始するお店も増えてきました。

どうしても早く手に入れたという人は、解禁日の0時に販売を開始するコンビニや24時間営業のスーパーを探してみるのも良いでしょう。

ボジョレーヌーボーには秘密があった!?

ボジョレーヌーボーには、作り方に特徴があり、他のワインとは違った醸造法が採用されています。

一般的なワインは収穫したブドウを潰してから発酵させるのですが、ボジョレーヌーボーではブドウを潰さずに、縦型の大きなタンクに入れて、ブドウ自身の重さで潰されて発酵させていく、マセラシオン・セルボニック法という醸造法が採用されています。

この方法で造られたワインは、色が濃い割には苦みや渋みが少ないことが特徴です。

ボジョレーヌーボーに白はあるの?

ボジョレーヌーボーに白は存在しません。
なぜなら、ボジョレーヌーボーを造る際に使われているブドウは、赤ワイン用の品種になるからです。

ボジョレーヌーボーの「ボジョレー」とはボジョレー地区のことを指し、「ヌーボー」とは新酒のことを指します。

いずれも赤ワインを指す言葉ではありませんが、ボジョレー地区で造られた白ワインはありますが、ボジョレーヌーボーは赤ワインしか存在しませんので、混同しないようにしましょう。

まとめ

ボジョレーヌーボーに解禁日が設定された理由は、ボジョレーヌーボーの品質を担保するためでした。

解禁日が設定されるくらいに、ボジョレーヌーボーはみんなに愛されているということですね。

熱心なファンが多いボジョレーヌーボー。
今年も解禁日が待ち遠しい人は多いのではないでしょうか。
今年のボジョレーヌーボーは、今年しか味わうことができませんので、解禁日が今から待ち遠しいですね。